|
卒業 |
 北国生まれで 歩くのがへた 今年も3回転んだよ それがなにか? と笑う 7月 夏まっさかり なのに寒くて 電気ストーブをつけてもらったっけ 夏生まれの 寒がりやさん ぶきっちょで 角に足をぶつけて くぅーー と泣き笑い あなたはいつでも 私の目には子供 でも 分厚い資料をかかえて 颯爽と風をきって てきぱき作業をこなしていく 私を小走りにさせた あの街で 人に教えるようになったんだね もう。 旅立つあなたを 卒業するのは 私のほうだね おめでとう と ありがとうを あなたに ちょっぴり 風が冷たい朝です つぅーんと鼻が痛いほどの冬です
|
【2008/01/18】 この記事のURL
| 詩
| CM(8) | TB(0) | ▲ top
 |
|
はつゆめ |
 車窓をたたく雪つぶて 思わずまばたきしながら 冷たく 深く 荒い息づかい 感じている 灰色の海をさかだてる つづれ折りの波しぶき どこまでも 白い 白い 眼を閉じて 呼吸を重ねると 波の泡は 粒となって 意識をとおく 彼方に運んでくれる この海の 先の 先の 先に 見えてくる境目のない空と海 踏みしめる裸足を 抱きしめる砂 指の腹にここちいい そこは 夢にみた桃源郷 願いのかなう桃源郷 私には 飛び越す羽も たくましい背びれもないけれど 握りしめたあの温もりを いまも変わらずに 信じてる 想いは 瞳の裏に 白から 白へ手肌の温かさで 夢へと いざなってくれる
|
【2008/01/04】 この記事のURL
| 詩
| CM(4) | TB(0) | ▲ top
 |